何を目標にするのか

チーム医療を必要とされる動物病院では、適切な目的や目標を設定することが必要不可欠です。

 

今回は、3つの目標設定のレベルを紹介します。

 

まず、1つ目は行動レベルの目標設定です。

行動レベルの目標設定とは、チームメンバーが具体的に取り組むべき行動の方向性を示したものです。

 

2つ目は、成果レベルの目標設定です。

成果レベルの目標設定とは、チームとして達成すべき具体的な成果を示したものです。

 

3つ目は、意義レベルの目標設定です。

意義レベルの目標設定とは、最終的に実現したい抽象的な状態や影響を示したものです。

 

3つのタイプの目標設定にはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどれが良い・悪いとは言えません。

行動レベルの目標設定には、チームメンバーが自らの取るべき行動を明確にしやすいというメリットがあります。

逆に、意義レベルの目標設定には、チームメンバーが自ら取るべき行動を明確にしにくいというデメリットがあります。この目標だけでは、チームメンバーは途方に暮れてしまうかもしれません。

 

一方で、意義レベルの目標設定には、チームのメンバーから新たなアイデアが出やすいというメリットがあります。抽象的な目標であるがゆえに様々なアイデアが生まれるはずです。

逆に、行動レベルの目標設定では、メンバーからアイデアが生まれることは難しいでしょう。

 

3つの目標設定のうち、どれが自院にとって適切かは、チームを構成するメンバーの能力レベルや行動力によって異なります。

チームメンバーが、自ら考えて動くことが出来ないのであれば、行動レベルで目標設定をしなければ、パフォーマンス向上には繋がりません。一方で、自ら動けるメンバーには、意義レベルや成果レベルの目標を設定した方が、その場その場で臨機応変で柔軟な対応が出来るでしょう。

 

自院としてのパフォーマンスを最大化させるためには、3つの目標の特徴を理解したうえで、自らのチームの目標設定を適切にしなければなりません。

リスティング広告のキーワードマッチについて

リスティング広告のメリットは、

・即効性がある
・リアルタイムで変更可能
・希望のターゲットに訴求できる
・クリック課金

リスティング広告のデメリットは、
・資金力
・運用コスト
・属人的

になります。

リスティング広告はオーガニック検索1位掲載でも検索連動型の広告は出した方が平均的に総クリック数を50%アップすると言われています。

リスティング広告を出す際には、キーワードのマッチ方法を選択しなければいけません。今回は3つのキーワードマッチ方法をご紹介いたします。

【キーワードマッチ】
部分一致
→入札キーワードと関連性のある語句で検索が行われた際に広告が表示される

メリット
・コンバージョン数を増やしたいとき、サイトへの訪問者を増やしたいときに有効

デメリット
・幅広く訴求できるが、広く訴求しすぎて関係のない人にも広告が表示されてしまう


登録ワード:プレゼント、通販
広告が表示される可能性のあるワード:贈り物 販売、誕生日 プレゼント お薦めなど

●完全一致
→入札キーワードと同じキーワードで検索が行われた場合のみに広告を表示させる
送り仮名違いや変換ミス、省略形、表記違いでも広告は表示される

メリット
・ピンポイントで広告を届けられる

デメリット
・広告の範囲が狭いので、インプレッション(広告表示)数が極端に少ない場合も多い。


登録ワード:引越し
広告が表示される可能性のあるワード:引越し、引っ越し、引越など

●フレーズ一致
→部分一致以下、完全一致以上
→前後に他の語句を追加して検索が行われた場合でも広告が表示される

特定のキーワードでのみ検索をかけるユーザーに幅広く広告を届けたいという目的で活用


登録ワード:サッカー、スパイク
広告が表示される可能性のあるワード:安い サッカー スパイク、アンブロ サッカー スパイク、サッカースパイク 通販

 

になります。

リスティング広告は、来院数を増やすには非常に有効な手段です。

是非ご活用ください。

パーキンソンの法則をご存知ですか?

パーキンソンの法則をご存知でしょうか?

パーキンソンの法則とは、仕事のために与えられた時間や、働いて得たお金をすべて使ってしまう心理状態のことです。

ある調査では、人は仕事を与えられると、完了させるのに必要な時間ではなく、完了させるまでにどれくらいの時間があるのかを考えるということが示唆されています。

この考え方が、時間の無駄遣いや効率の悪いワークフローにつながります。私たち人間は、仕事を完了させるのに与えられたすべての時間を必要としない場合でも、ある時間を使い果たす必要があると感じてしまうのです。

 

期限に余裕があると思ってしまい、手を付けていなかったら、ギリギリにバタバタする結果になってしまったという経験はないでしょうか?

 

計画的に仕事を進めていく上では期日ではなく、プロジェクトの所要時間に注目すれば、生産性を高め、効率の低下を避けることができます。

 

○○という仕事は、これぐらい時間がかかるから何日まで。

という風に、その仕事にかかる時間で期限を決めるというのは、チームが上手く回る非常に有効な手段です。

 

 

 

学び始めは錯覚に陥りやすい(ダニング=クルーガー効果)

今回は、新たに、何かを学ぶときに心得ておきたいダニング=クルーガー効果についてお話しします。

ダニング=クルーガー効果とは、「能力が不足している人ほど、自分の能力不足に気付けていない」という現象です。

何か新しいことを学び始めたときは、知識があまりないにもかかわらず、自己評価が高くなり、自信があるように感じます。

しかし、現実は全く知識がついていないのです。

学び続けると、自信がないことに気付きはじめ、自信を失っていきます。

勉強していると、すればするほど分からないことが出てきたり、知らないことが出てきたりすることありませんか?

ここで、さらに勉強を続けると、その分野の専門家に近づき再び自信が出てきます。これが、知識もあって自信もある状態です。

この現象がおきると思って勉強を始めることで、知識がないのになんか自信があるという心理状態になっても勉強を継続することができ、本当の自信を付ける事ができます。

 

「既存の枠」に毒された状態を理解する

ある帰国子女の学生がファーストフードチェーンでアルバイトをしていた時のことです。このチェーンは、従業員の接客やマナー研修が充実しており、接客を始めるときには必ず「大変お待たせいたしました。」の一言から始まり、注文を受けてからも提案を欠かさず、最後には「繰り返させていただきます」と確認することなどがマニュアルに細かく記載されています。

 

あるとき外国人が来店し、学生はいつも通り「大変お待たせいたしました」と日本語で接客を始めました。外国人は「I don't speak japanese」と言って、指で注文をしました。学生は、日本語で提案をし、外国人が手を広げて分からないジェスチャーをすると、我に返って英語で同じ説明をしました。しかし。最後には「繰り返させていただきます・・・」と日本語で説明をしていたようです。

 

慣れ、既成の枠というものは恐ろしいもので「考えずに行動」し始めると、思考が完全に止まり、他の行動もすべて「作業」になり、ゼロベースの思考が不可能になります。

 

マニュアルは重要ですが、思考停止陥る可能性もある危険なものです。

重要なのは、「マニュアルに書いてあることを作業として行うこと」ではなく、マニュアルの記述を「自分の言葉」で理解し、「自分の理解として行動していく」ためのあくまで参考資料と捉えることです。

 

 

目標設定のための5つのポイント

従業員の成長には、明確な目標設定が重要です。

ですが、期間の設定を見誤ったり、高すぎる目標を設定してしまうなどが原因で適切に実行できずに、従業員のモチベーション低下につながる可能性もあります。

 

目標は明確かつ適切でなければなりません。

目標を立てるにあたって、全く実現不可能なものであっても意味がないですし、簡単に達成できそうなものであっても目標になりません。達成可能な目標の立て方のフレームワークとして有名なものに、SMARTの法則と呼ばれるものです。

 

SMARTの法則とは、

Specific:「具体的、分かりやすい」

Measurable:「計測可能、数字になっている」

Achievable:「同意して、達成可能な」

Relevant:「関連性」

Time-bound:「期限が明確、今日やる」

 

それぞれの頭文字を取ったものです。

 

具体的に解説します。

①Specific(具体的、分かりやすい)

SMARTの法則による目標は、具体性を持ったものである必要があります。
目標が抽象的だと、目標を達成するための行動に落としづらいでしょう。

 

②Measurable(計測可能、数字になっている)

第2にSMARTの法則による目標は、測定が可能であるかどうかが重要になってきます。
効率的で有効的な目標管理を実行するには、測定可能な目標であることが必要です。

 

③Achievable(同意して、達成可能な)

第3にSMARTの法則による目標設定は、達成できる見込みの高い目標である必要があります。高すぎる成果を求め、非現実的な目標を設定してしまうと上手くいかないことがあるので注意が必要です。

 

④Relevant(関連性)

第4にSMARTの法則による目標は、関連性があることも重要となります。
目標を達成した先には何があるのか、何のために目標を達成するのかという関係性が明確になることで、モチベーションの向上と維持に影響を与えます。

 

⑤Time-bound(期限が明確であるか)

最後にSMARTの法則による目標は、期限が明確かどうかも重要になっています。
具体的で測定可能な目標を設定し、目標の先にある達成すべき課題との関連性が明確になったとします。しかし、期限を定めていなければ、モチベーションを高く維持しながら目標達成に取り組むことは困難です。

 

 

適切な目標設定をすることで、評価することも容易になります。

評価する側、される側のためにも目標設定を行いましょう。

給与よりパーパス!?

ある人材採用サービス会社が仕事を探す人などに、

「これから就職・転職する際にパーパスをどの程度重視するか」聞いたところ、

 

「かなり重視する」が36%

「そこそこ重視する」が49%で

「重視する」と回答したのは85%でした。

 

また「今後、就職や転職する際に給与よりもパーパスを優先することがあるか」を尋ねると、

「そう思う」が21%、
「少しそう思う」が42%で、
合わせて63%が「パーパス」を優先することがあると思うと回答しました。

 

パーパスとは一般的に「目的。意図」と訳される言葉で、近年は経営戦略やブランディングのキーワードとして用いられることが多い。

その場合は、企業が何のために存在するのか、つまり「存在意義」のことを意味する。

 

病院としてパーパスを定めることは、社員の定着や社員の働きがいにはもちろん、採用活動にも必要不可欠なものになるでしょう。